節税効果バツグン!複式簿記に必要な勘定科目&仕訳全公開!

節税効果バツグン!複式簿記に必要な勘定科目&仕訳全公開!

「ウーバー始めたけど、ガッツリ稼げるようになってきた」「副業とはいえバカにできない額になってきた」など、ウーバーを副業で始めて稼げるようになると、とても励みになりますね!とはいえ、その節税対策にもってこいのはずの「青色申告」や「複式簿記」がやっかいそう…。特に日々の帳面付けがメンドくさそう…なんて思っていませんか?

今回は私が5年以上ウーバーを続けていて、青色申告で確定申告している日々の記帳をお見せします。ぜひ今日の記事を参考に、賢く節税して、さらに効率よく稼いでいきましょう!

ガッツリ稼いでいるなら「青色申告」一択

どこかに勤めてお金をもらう「給与所得」と違い、ウーバー配達員は個人事業主であり、ウーバーからの報酬は「事業所得」にあたるため、稼いだお金は自分で申告&納税する必要があります。

「白色申告」「青色申告」とは?

申告方法には「白色申告」と「青色申告」があり、ホントにお小遣い程度の稼ぎなら白色申告でいいですが、あなたがウーバーでガッツリ稼いでいるのであれば、色々なメリットがある「青色申告」で納税するのがオススメです。いくらまでが白色申告で、いくらからが青色申告という決まりはないので、ウーバーを頑張っていて、せっかくだから稼いだお金をできるだけ手元に置いておきたいなら「青色申告一択」になります。

ウーバーの実務に関係する白色申告と青色申告のそれぞれの特徴を簡単にまとめておきます。白色は簡単だけど節税効果はなく、青色は手続きや日々の記帳が煩雑な分、節税効果が高いというのがそれぞれの特徴です。

白色申告青色申告
記帳方法簡単な帳簿複式簿記
提出書類収支内訳書貸借対照表・損益決算書
必要な手続きなし「所得税の青色申告承認申請書」提出

青色申告には複式簿記必須

青色申告をするのに一番大きなハードルがこの「複式簿記」での記帳になりますが、後述する会計ソフトを使えばあとは「慣れ」の問題で、それほど負担にはならないと思います。計算もソフトで自動でしてくれますし、間違いがあればすぐにチェックもしてくれます。自分で後々振り返ってみてもどんな取引だったかがわかりやすいので、せっかくならメリットが多い青色申告&複式簿記にチャレンジしてみましょう!

複式簿記の仕組み&押さえておくポイント

「複式簿記」とは、一つの取引(「仕訳・しわけ」といいます)が左側の「借方(かりかた)」と右側の「貸方(かしかた)」の左右に分かれていて、その取引の詳細がパッと見て理解できるというすぐれものの記帳方法になります。そしてこの左右(借方・貸方)の金額は「必ず一致」します。この「借方」「貸方」を覚える必要は特にありませんが、「借方」の「り」の字が左に向けてはらっているので左側、「貸方」の「し」の字が右に向けてはらっているので右側と覚えると、「どっち側が借方だったかな?」というのがなくなります。

前回の記事でも取り上げていますが、記帳の際に押さえておくポイントは、

お金が増えたら「左」(借方)、減ったら「右」(貸方)
左右(借方・貸方)の金額は必ず一致

です。わかりやすいように例を挙げると、

例1)ウーバーで税込10000円の売上があった

売掛金10000円売上高10000円

この取引(記帳)の場合「10000円」というお金が、

・増えたので「お金の増加」を意味する借方(左)に、またその方法は「現金」ではなく「売掛金」
・貸方(右)にお金が増えた理由(ウーバーで稼いだ「売上高」)

というのがわかります。もう一つ例を挙げます。

例2)Amazonでウーバーのバッグを税込5000円で購入し、その引き落としがあった

消耗品費5000円○○銀行5000円

この取引の場合「5000円」というお金が、

・減ったので「お金の減少」を意味する貸方(右)に、またその方法(「現金」ではなく「(銀行からの)引落」)
・借方(左)にその減った理由(ウーバーのバッグを買った)

のがわかります。複式簿記の場合、お金が減ったか増えたか、またその理由が一行ごとに確認できる記帳方法になります。これ考えた人スゴイですね。

会計ソフトで業務大幅効率化

そんなスゴイ複式簿記ですが、「複雑そう…」「とっつきにくい」と感じたかもしれません。確かにある程度慣れは必要ですが、それも「会計ソフト」があればその煩わしさとは無縁です。会計ソフトはいろんなところから使いやすそうなものが出ているので、使いやすさやランニングコストも含め、自分にしっくりくるものを見つけましょう。

代表的な会計ソフトは

マネーフォワード
freee
弥生会計

といったところでしょう。それぞれに特徴があり、無料トライアルでちょっと試してみることもできるので、ひととおり登録してみるのもいいかもしれません。ちなみに私はPCがMacなので、ブラウザ上で使えること、ランニングコストが安くつくことから「円簿会計」というソフトをずっと使っています。以前は全期間完全無料で使えていましたが、今はいろんな縛りがあり「完全無料」とはいかなくなりました。他のソフトと比べると使い方に少し慣れが必要だったり、できることが必要最低限のことという印象ですが、確定申告はこのソフトでも問題なくこなせます。

これだけ知っておけばOK!勘定科目&仕訳全公開

それではウーバーの業務で必要な勘定科目と仕訳をご紹介していきます。これだけ知っていればウーバーの業務は全てカバーできます。以下が実際に私がウーバーをする上での取引(仕訳)で、日々この数字が違うだけです。なのでぜひこれを参考に会計ソフトに入力してください!

基本編


1「売上」ウーバーで税込10000円の売上があった

売掛金10000円売上高10000円

売掛という形でお金が増えているので「売掛金」が借方、その理由「売上高」が貸方


2「入金」ウーバーから税込10000円の入金があった

○○銀行10000円売掛金10000円

銀行のお金が増えたので借方、その理由「売掛金」が貸方

※ここで押さえておくこととして、上の1と2の取引で売掛金が左右で相殺されて、2つの取引(仕訳)になっていますが、実際にはこの2つの仕訳で「ウーバーで稼いで、ウーバーから売上の入金があった」という事実を示しています。


3「業務に関係のない引落」 財布を買った引落があった

事業主貸10000円○○銀行10000円

銀行のお金が減ったので貸方、その理由が業務に関係のないこと(財布を買う)なので「事業主貸」
「事業主貸」…事業主が業務に関係ないお金を個人利用のために「お金を貸す」という発想から


4「お金を引き出す」生活費として100000円を引き出した

事業主貸1000000円○○銀行10000円

3と同じで、生活費(業務に関係ない)として現金を引き出したので借方が「事業主貸」、銀行のお金が減ったので銀行が貸方


5カード払いの経費
1)「自転車保険」保険代として1000円の引落があった

保険料1000円○○銀行1000円

銀行のお金が減ったので貸方、その理由が業務に関係する保険料の支払いだったので借方が「保険料」


2)「消耗品費」ウーバーバッグ(ウバッグ)を5000円で買った

消耗品費5000円○○銀行5000円

銀行のお金が減ったので貸方、その理由が業務に関係するバッグ購入なので「消耗品費」で借方

3)「通信費」電話代が5000円かかった

通信費5000円○○銀行5000円

銀行のお金が減ったので貸方、その理由が業務に関係する電話代なので「通信費」で借方
※但しこれは100%仕事で使うのではなく、プライベートの部分も含まれるため100%経費で認められるかはわかりません。按分(あんぶん)の可能性が高いです。

6「預金利息」事業用の銀行口座に預金利息が10円ついていた

○○銀行10円事業主借10円

銀行のお金が増えているので借方、その理由が業務に関係のない預金利息のため「事業主借」で貸方
「事業主借」…「事業主貸」とは逆で、業務とは関係のない方法でお金が入ってきた場合、「事業主」がお金を「借りる」という発想から

応用編

ここからは応用編です。仕訳の片方が複数あり、もう片方がまとめて一つという場合です(これを諸口・もろくちと言います)。先にも書きましたが、複数の仕分けであっても「左右の金額は必ず一致」します。また、現金払いOKの方は場合によって仕訳方法が変わってきます。

1「諸口」複数の商品の引落があった

保険料1000円○○銀行9000円
通信費5000円
事業主貸3000円

一枚のカードで支払いをしていると、実際にはこのように複数の商品やサービスが1ヶ月分まとめて口座から引き落としされるケースがむしろ普通ではないでしょうか。そのような場合、借方にはそれぞれの商品代やサービス料、それをまとめた引落額が貸方の銀行口座のお金の減少という形で一つの取引(仕訳)になっています。また、左右(借方・貸方)ともに金額は9000円で一致しています。

2現金払いOKの場合の複数パターン
もしあなたがウーバーの配達で「現金払いOK」にしているなら、もらう現金と売上との兼合いで仕訳方法が変わってきます。
1)受取金額が売上より多い

商品代としてもらった現金が15000円、売上が10000円、差額5000円をクレジット決済し、後日引落があった。

【稼働日当日】

現金15000円売上10000円
仮受金5000円

手元に「現金」が商品代として15000円入ってきてお金が増えているので借方、その理由(内訳)が「売上」の10000円と商品代と売上との差額(仮受金)5000円でその二つが貸方

【後日差額の引落があった】

仮受金5000円○○銀行5000円

ウーバーでは預かった商品代が売上より多い場合、クレジット決済をし後日引落という形になります。もらいすぎた現金をクレジット決済で「支払う」ということですね。その差額分が銀行から引落されました。お金が減っているので貸方が「○○銀行」、借方がその理由で「仮受金」。そして、稼働日当日と後日の二つの仕訳で仮受金が相殺される形になります。


2)受取金額が売上より少ない

商品代としてもらった金額が5000円、売上が10000円、差額5000円が後日ウーバーから振り込まれた。

【稼働日当日】

現金5000円売上10000円
売掛金5000円

手元に「現金」が商品代として5000円入ってきてお金が増えているので借方、但し売上は10000円あるため5000円足りない。その差額分が「売掛金」として5000円で左右(借方・貸方)が10000円で一致

【後日差額の振込があった】

○○銀行5000円売掛金5000円

10000円の売上があったのに、稼働日当日は5000円しか現金が入ってこなかったその差額分(5000円)が後日振り込まれました。稼働日当日と後日との取引で「売掛金」が相殺されています。

以上、ウーバーの業務に必要な仕訳をひととおり挙げてみました。あとはこれらの例の数字が違う、もしくはこの組み合わせで一見難しい複式簿記の記帳が楽にできるようになります!

今回の記事を参考に節税効果が高く、メリットが何かと多い青色申告にぜひチャレンジしてみてください!


この記事を書いた人Wrote this article

うめっち

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